近年、日本のキャラクタービジネスが世界的に注目されています。
これまで、広告分野で販促グッズ等の狭い発想でしか活用されてこなかったキャラクターですが、現在は消費者へのコミュニケーションの拡大、ブランドイメージの浸透といった視座で捉えることにより、ブランディングの分野でのキャラクターの位置付けが極めて重要になってきています。
ビジョン・クリエイターの母体であるビジョン・サプライでは、早くからキャラクターマーケティングをブランディングにおける重要なエレメントのひとつと位置付け、ブランド戦略の中核に据えた「ブランディングキャラクター」のご提案をさせていただいております。
大手企業は莫大な費用をかけて、タレントや有名人を起用(タレント依存の弊害もあり)しますが、中小企業は「ブランディングキャラクター」を起用するのが最善の戦略と言えます。
実際、半数以上の消費者が「楽しい」「目にとまりやすい」「買ってみたくなる」等の購入動機につながる印象をキャラクターから受ける、という統計もでています。
ビジョン・クリエイターでは、制作チームの「ディレクター」によるお客様(会社様)からのヒアリングを通じて、「マーケッター」がお客様の業界やターゲット層などを徹底的にリサーチ。「デザイナー」が妥協なきピンポイントなキャラクターに仕上げ、企業ブランドへの愛着形成、イメージ拡張を強化構築します。
≪ブランディングキャラクター(例)≫
- 創成デザイン
- コンセプトの創成、設計、試作、評価の手順を踏んでいるか。
- 企業の過去の遺産を、どのように未来へ向けて継承させるか検証を終えたか。
- 設計デザイン
- コンタクトポイントである販売・販促チャンネル等の全環境を想定し設計されているか。
- 商品・宣伝・広報・販売空間、競合状況等が重層的に分析(質的分析・多変量解析)されているか。
- 顧客の志向やライフサイクルで捉える顧客志向分析が行われているか。
- 「キャラクター」「販売チャンネル」「消費者へのベネフィット(便益)」が合致したものか。
- 試作デザイン
- 想定マーケットに愛されることを前提として制作されているか。
- 想定マーケットに対するビジュアル表現が、理念を持った姿になっているか。
- キャラクターの表情やポージング等が、「非言語(ノンバーバル)コミュニケーション」や「感覚モダリティ」※1の観点から計算されているか。
- モニュメントやサインポール等の制作を想定し、モック(試作模型)による立体感をイメージできているか。
- 自立性を有するキャラクターエージェント※2を用いて、3次元仮想空間における「マルチモーダルプレゼンテーション」※3を展開する可能性が検討されたか。
- 評価デザイン
- ビジュアル要素はもとより、ブランディング本来の着地点に到達しているか。
- 「目標」と「デサイン」の相愛性から共感が生まれているか。
※全45項目のチェック項目の一部を抜粋。(順不同)
※1 |
モダリティとは
視覚・聴覚・味覚・嗅覚・触覚の五感、さらには自分が行動する動機や心的態度等の様々な機能のこと。
記憶化の1つとして、様々な「モダリティ」から働きかける手法がある。
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※2 |
キャラクターエージェントとは
顔や姿を持ち、一定以上の自立性を備えるキャラクターのこと。
身近なキャラクタエージェントの例としては、マイクロソフト・MS officeのアシスタントツール(青いイルカ)。心理学や認知科学の研究成果からも、キャラクターエージェントの有効性は確認されている。
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※3 |
マルチモーダルプレゼンテーションとは
MPML(Multimodal Presentation Markup Language)という記述言語により、3次元仮想空間において、音声機能を有し動作するキャラクターエージェントを作成。無人プレゼンテーションを行うこと。
MPMLは、誰でも気軽にキャラクターを使えるように、一般の人でも容易に記述できるようXMLに準拠している。
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